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みぃ

Author:みぃ
ブログ公開:2012/4/17

この作品に出会えて
本当に良かった。
これからもずっと変わらず
愛してます。(主に副長を♡)

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土方家のご夫婦がまだ恋人同士だった頃のお話。


【土方 歳三/SSL】



「おや、土方先生。まだ帰らないのですか? 冬休みに入って、今日は近藤学園長の粋な
 計らいで部活動もお休みになって生徒は居ないというのに」

「あんたこそこんな時間まで珍しいじゃねえか、山南さん」

「書類の整理をしていましてね。まあそれは1時間ほど前に終わったんですが」

「ほかに何か用事でもできたのか?」

「ええ、面白そうな話を耳にしましてね」

「面白そうな話?」

「沖田君や斎藤君たちがクリスマスパーティーをしているそうなんですよ」

「そういや、あいつ言ってたな…… 」

「はい?」

「いや、何でもねえっ。
 で? まさかあんたそのパーティーに参加しようってんじゃねえだろうな」

「そのまさかです

「おいおいおい、仮にも学園の関係者が一部の生徒たちの集まりに顔出すのは」

「自分が行きたくても行けないからって、僻みですか?」

「はあ!? そんなんじゃねえよ、俺が言いてえのは」

「待たせたな山南さん…… っとぉ、まだやってんのか土方さん」

「原田おまえか、山南さんに余計な情報流したのは」

「ん? ああ、山南さんも今夜予定が無いって言うからよ。人数多いほうが楽しいだろ? 
 土方さんも一緒に行かねえか? クリスマスの日ぐらい仕事忘れてよっ」

「キリストさんの誕生日になんざ興味はねえよ」

「あいつらだってキリストさんの誕生日を祝うのが目的じゃなくて、ただ仲間でバカ騒ぎ
 してえだけなんだよ」

「ったく。あいつらはともかく、おまえは教師なんだぞ。一緒んなって浮かれてどうするっ」

内緒で生徒とつき合ってる教頭様に言われたかねえぜ

「何か言いましたか? 原田先生」

「何でもねえよ山南さん。もう行こうぜ、土方先生の邪魔しちゃ悪いからなっ」

「ええ。それでは土方先生、お先に失礼します」

「お疲れさん。 ……原田」

「あ?」

「先に行ってますね、原田先生」

「あ~、職員玄関前に車があるんで。

 何だよ、可愛い彼女が心配なのか?」

「あんまり遅くならねえ内に帰らせてくれ。できたら家まで送ってやってほしい」

「いいのか? 俺、"送りオオカミ"になっちまうかもしれねえぜ?」

「ほかの女にはしても、あいつにはできやしねえ。いくらおまえでもな」

「聖女には手を出せねえってか。バチが当たりそうだもんな、ってのは冗談で。任せろ、
 しっかり送り届けてやるよ。きっと野郎どもがギャーギャーうるせえだろうけどな」

「頼む」

「仕事も大事だけどよ、傍にいてやることだって大事だぜ土方さん」

「………… 」


。・:*:・゚☆;:*: ;☆;:*: ;☆;:*: ;☆。・:*:・゚


♬~

「原田か、何だ?」

『土方さん、あんたまだ学校か?』

「ああ、それがどうした」

『ちづる来てねえぞ。ていうか最初から不参加だって言われたって平助が』

「不参加って…… けど俺には」

『俺は話聞くまで、てっきりあんたが連絡して途中で帰ったのかと思ってたんだが』

「わかった、俺からちづるに電話してみる。悪かったな、手間掛けさせて」

『なんてことねえよ。ちづると連絡ついたらメールしてくれ』



「…………………… もしもし、ちづるか?」

『ひ、土方先生っ。 な、何で しょうか?』

「おまえ今どこに居る?」

『え!? ど、どこって…… クリスマスパーティーの会場ですよ』

「それにしては周りがやけに静かじゃねえか? 確かカラオケ屋でやるって言ってたよな」 

『えっと、騒いで熱くなっちゃったんで通路側に出ているんです。ふぁ ふぁ くしゅんっ。す、
 すみません』

「くしゃみなんかして、声も震えてるように聞こえるが ……サイレンの音、救急車か。何だ
 そっちも救急車が通って…… っ!? おいっ、そこ動くなよ!!」

『え…… え? 土方先生!? ふぁぁっくしゅん!』



「はぁ、はぁ…… やっぱりか! おまっ、何で学校に来てんだ?」

「ご、ごめんなさい! ふっ、くしゅん!」

「とにかく校舎に入れ!」

「でもっ私、私服なので中には」

「今は特別に許可してやる。どうせ誰も居ねえしな」

「あの、せんせい、手が痛いです」

「うるせえっ、逃げねえように掴まえてんだよ!」

「に、逃げたりしませんからぁ」



「ほら、あったけえ内に飲め」

「ありがとうございます…… 」

「…………なんでこっちを見ない?」

「怒って、ますよね?」

「怒ってねえよ、呆れてるだけだ」

「すみません…… 」

「気を遣ったのか、俺に仕事させる為に」

「嘘をついたことは謝ります、ごめんなさい」

「クリスマスは友だちとパーティーだからって言えば、俺が気兼ねなく仕事ができると思った
 のか?」

「………… 」

「おまえをほったらかして何とも思わず、寧ろ平助たちが相手してくれて助かるって」

「土方先生がそんな人だなんて思っていませんっ。私はただ邪魔な存在になりたくなくて」

「邪魔? 俺がいつそんなこと言った?」

「言われたことはありません。私が勝手に思ってるだけです」

「なら宣言通りパーティーに参加すれば嘘にもならなかったってのに、そうしなかったのは
 なんでだ? 寒空の下、真っ赤な鼻になってわざわざここまで来たのはどうしてだ?」

「それは…… 」

「俺と二人で、クリスマスを過ごしたかったからだろうがっ」

「っふ…… 」

「ったく、ガキのくせに変に気ぃ回しやがって。だが俺もおまえがそんな性分だとわかってて
 言われた言葉を鵜呑みにしちまった。悪かった」

「土方先生はちっとも悪くないです。会わないことは私の中では納得してた筈なのに、家で
 じっとしていられなくなってしまって。でも職員室の灯りを見たら満足な気分になれたので
 帰ろうとしたら」

「俺からの電話か」

「はい」

「本人じゃなくなくて電灯で満足って」

「あの灯りの下で先生がお仕事してるんだなぁって思って」

「凍りそうな空気ん中、校門からこっちを眺めてたのか。そりゃくしゃみも出るわけだ。
 つうかおまえ…… 」

「?」

「本当に俺が好きだな」

「え!? はい…… 大好きです////」

「気が合うな、」

「え…… 」

ちゅっ

「俺もおまえが大好きだ」

「え…… え? (プシュ~) はぁ…… 」

「ちづる? おいっ、ちづる!? 気絶しちまってる。 ……ぶっ、ははは、はぁ、おまえは
 こんなに可愛いのに、なんで歳の離れた俺なんかがいいんだ? その気持ちが勘違い
 だったとわかったときには、いつでも自由にしてやろうと思ってたのによ…… もう俺から
 放してやることはできそうもねえよ、ちづる(ちゅっ)」





。・:*:・゚☆;:*: ;☆;:*: ;☆;:*: ;☆。・:*:・゚



「歳三さん? 今日の新聞に何か面白い記事でも載ってるんですか?」

「いや、2年前のクリスマスを思い出してな。くくくっ」

「2年前…… ハッ!?」

「まさか気絶されるとはな」

「あ、あれは先生がいきなりするからっ、私、初めてだったし…… ていうかもう忘れて
 ください!! ////」

「そりゃ無理だ、あんな"いい思い出"一生忘れられねえ。今はだいぶ慣れたみてえで
 それはそれで嬉しいが。つうかおまえ相変わらず慌てると"先生"に戻るな」

「今だって慣れてなんかないです。 ひゃ!? ちょっ、先生放してください! これじゃ
 ケーキを切り分けられませんっ」

「二人だってのにまた随分とデカイの作ったな」

「結婚してからの初めてのクリスマスなので、ちょっと豪勢にしてみたかったんです」

「来年は一緒に酒が飲めるな」

「歳三さん、お酒苦手じゃないですか」

「好きじゃねえってだけで飲めねえわけじゃねえぞ。おまえは何となく強そうだな」

「父がザルなのでそうかもしれません。なので歳三さんが酔ってしまっても介抱してあげ
 ますから安心してくださいね、ふふふ」

「言ってくれるじゃねえか、じゃあ早速介抱してもらおうか」

「え?」

「俺はもうずっと酔っちまってるからよ、おまえに…… 」

ちゅっ




― END ―




ご来訪してくださった皆さま。・:*:・゚;:*: ;メリクリ;:*: ;。・:*:・゚でございますぅ(*´ω`*)
クリスマスだし少しでも何か!と思ったんですが、ちぇりぃを書いてる途中の為こんなのですみませんっ。


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